上町台地の西側に広がる低地帯である。区内はおおむね平坦な地形となっている。
木造アパート、マンション、工場が多く、住宅地と工業地区が混在した下町である。
一方で天神ノ森地区は阿倍野区から続く閑静な住宅地でもある。
西成区は、上町台地西側から木津川に至る間に位置しており、西部は古代には海であったものと思われます。その後、木津川の沖積等により次第に陸地化して開拓されました。
区の東部を南北にとおる旧紀州街道(住吉街道)は16世紀頃から堺の発展とともにひらけたもので、豊臣秀吉が堺政所や住吉大社への道中、この地で茶を楽しんだことから天下茶屋と呼ばれるようになり、大阪市顕彰史跡・天下茶屋跡を今に残しています。
また、江戸時代の西成区は、畑場八カ村と呼ばれた地域に属し、大坂三郷への「そ菜」供給地として発展しました。
現在は、国道26号・43号などの幹線道路、OsakaMetro・JR・私鉄が通る交通至便の地であり、人口密度は極めて高いが、商工業のまち、庶民的なまちとして発展してきたことから、今なお人情豊かな下町の風情が残っています。
南海天下茶屋工場跡地の一角には、日本最大級のオーケストラ練習場である「大阪フィルハーモニー会館」(岸里1丁目)があり、大阪フィルハーモニー交響楽団の活動拠点となっています。また、区の中央南部には「南津守さくら公園・スポーツ広場」(南津守1丁目)があり、スポーツ振興に寄与しています。
大阪市西成区 新築一戸建 供給数 ≪中≫